事例:装置設計製作

当社の装置設計製作事業では、お客様のご要望に柔軟に対応出来ることが強みです。
通常業務としてはオリジナル装置の設計製作を行っておりますが、今回は少し特殊な「他社製装置の改造」という例をご紹介致します。

当社の技術で歩留まりの向上を実現。他社製装置の改造対応

歩留まりが上がらない…

某電子部品メーカー様では、「製品の歩留まりが上がらない」というお悩みを抱えていました。
電子産業の産業構造として、いかに歩留まりを上げるかは至上課題の一つ。当社でも普段から多くの相談を頂きます。お話を伺ってみると…

恒温槽の温度分布に問題が。

ある生産工程で、製品表面に塗膜し乾燥させる装置がありました。
その装置(恒温槽)の性能(温度分布)が悪く、本設備を何とか改造して分布を良くして欲しいとのご相談。

現有機を診断いたしました。
装置は他社製でした。

「できるだけ低コストで」という要望実現のために…

恒温槽は内部の温度を一定に保つ装置。温度分布が悪いのでは用を足しません。かといって新たな装置を入れ直すには費用がかかる…。

そんなジレンマの中、現行装置の改造による対応をご提案。
装置は他社製でしたが、温度制御技術に自信のある当社なら予算内で対応可能。
改造を遂行しました。

要求仕様を達成、さらに複数台のご依頼に

試行錯誤を繰り返し、お客様が求める温度分布を実現でき、複数台のご注文を頂きました。
また、今までの努力と対応が認められ、新工場ライン導入時には纏まった受注をいただけました。

担当者から

他社製品の改造という行為は、一般的にはあまりやりたがらない業者が多いと思います。自分たちでブランドを持っていれば、そのブランドの製品を売りたいと思うのが心情だからです。利益額にも差が出ます。

ですが当社は今回、「自社ブランド製品の提案」ではなく、「当社の技術を用いた他社の装置の改造」をご提案致しました。今回はその方が予算・納期の面でお客様にとってメリットがあると判断したからです。(稼働中の装置の状態等から総合的に考えます。常にこの方法が良いとは限りません)

他社がやりたがらないような事であっても、お客様のお悩みに真摯に向き合い、最適な方法を見出し、ご提案するのが当社です。

この事例は他社製品のカスタマイズという特殊な例ですが、通常カスタムメーカーとして、自社で装置の設計・製作を承っております。
装置についてお悩みの際には是非ご相談ください。

お電話の際には、「ウェブサイトを見て、装置設計製作の件で…」とお伝え頂けるとスムーズです。

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